この記事を読まれている方は、バイクで走行中に交差点等で交通事故になりかけた経験がある方で、バイク用ドライブレコーダーの必要性を感じ情報を集めていらっしゃる方なのではないでしょうか。
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダーBDR-2 Wi-Fiは、2015年に発売されたバイクインカムで、2018年以降主流となりつつある前後にカメラを配置出来るタイプのドライブレコーダーと違い、前後どちらかだけしか撮影できないドライブレコーダーです。
また、Gセンサーは搭載されていますが、現在主流となっている連動して自動で録画するイベント記録機能が手動だったり、バイクに取り付けの際に必要なステーやマウントキットを別途購入する必要があるなど、事前に知らずに購入してしまうと失敗してしまう可能性がございますのでご注意ください。
本文内では、そんなユピテルのバイク専用ドライブレコーダーBDR-2 Wi-Fiについてご紹介していますので是非参考にして下さい。
Contents
バイクにドライブレコーダーが必要な理由
バイクにドライブレコーダーは必要ないと考えている方もいらっしゃると思いますが、ツーリング時に法定速度で走行していると、車以外でも違法マフラーを装着しているバイクや、速度超過をしている原動機付き自転車、スクーターによる意図的な煽り運転で、不快な気分になった方も少なくないのではないでしょうか。
バイクは不安定な乗り物で、バランスを崩して転倒してしまうと大怪我や最悪の場合死亡してしまう場合もあり、煽り運転をされた際の危険は車以上です。
身の危険を感じる程の悪質な煽り運転に遭遇した際、証拠記録を残し後日捜査機関に提出することで、証拠不十分で捜査してもらえないという事態を回避することが出来ます。
また、煽り運転対策以外でも、意図せず突然交通事故の加害者や被害者になってしまった際にも、撮影しが記録映像を捜査機関に証拠として提出することで迅速な事故処理にも役立ちます。
このような理由から今やバイクにもドライブレコーダーは必須の装備となりつつあります。
ユピテルBDR-2 Wi-Fiとは
出典:ユピテル
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダーBDR-2 Wi-Fiは、株式会社ユピテルが2015年に発売した、バイク専用のドライブレコーダーです。
IP55の防塵防水機能、白飛びや黒つぶれを防ぐHDR機能、Gセンサーやパソコンと接続をしなくても録画映像をスマートフォンで確認可能なWi-Fi機能を搭載しているなど、バイクのドライブレコーダーに必要な機能は揃っているバイク専用ドライブレコーダーです。
しかし、Gセンサーと連動した自動でイベント録画する機能や、前後に独立したカメラを搭載可能等、2017年に発生した東名高速夫婦死亡事故以降、急速に高まった市場のドライブレコーダーに求めるニーズの変化に対応していない面があるドライブレコーダーです。
バイク専用ドライブレコーダー ユピテルのBDR-2 Wi-Fi購入を2018年以降に検討されている方は使用目的が何かのかを改めて考えて慎重に購入を検討するようにしてください。
ユピテルBDR-2 Wi-Fiの機能をご紹介
この章ではユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiをご紹介します。
HD1080pの画質で映像を撮影可能
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiは、200万画素 HD1080p の映像を撮影できます。
また、154°の広角撮影が可能ですので、交差点の右直事故や急な飛び出し等、広い範囲の映像が必要となる事故でも映像が切れる可能性を低くすることが可能。
HDR搭載で光量不足でも鮮明な記録が残せる
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiは、明るさの違う写真を同時に複数枚撮影し重ね合わせることで、クッキリした画像に仕上げることが可能な、HDR機能を搭載していますので、夜間やトンネルの出口付近での黒つぶれ白飛びを軽減可能。
Wi-Fi機能で簡単に共有可能
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiは、本体にWi-Fiが内蔵されていますので、パソコンが無くてもスマートフォンで撮影された動画の確認と共有が可能です。
GPS内蔵で走行軌跡を表示可能
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-FiはGPSを内蔵しており、パソコンで専用のアプリを使用することで、走行軌跡をGoogle Earthに表示可能。
帰宅後にツーリングのルートを表示して楽しむことや、事故現場が何処だったのかを確認することが可能です。
水や埃に対する強力な保護性能
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiは、雨天でも使用可能なIP55の防塵防水性能を有するバイク専用ドライブレコーダです。
IP55とは、動作に影響を及ぼす以上の粉塵が内部に侵入せず、あらゆる方向からの噴流水から保護されるとされています。
防塵防水規格について
防塵防水規格はIPまたはIPXで等級が示されています。
以下にその読み方をご紹介します。
IPコードとは
IPまたはIPXで記されるIPとは、規格番号JIS C0920で定められた、電気機械器具の外郭による保護等級のことで、Ingress Protectionの略です。
後ろに続く数値は、人体及び個体/ 粉塵と有害な液体からの保護の強さをそれぞれ示しています。
- 第一特性数字:人体及び個体/ 粉塵に対する保護
- 第二特性数字:有害な影響を与える水の侵入に対する保護
例えばIP68は、個体/ 粉塵と液体両方から保護されることを表しています。
しかし、IPX8は、固形物/ 粉塵に対しての保護の表示を「未知数 X」として、液体の強さしか表していないということです。
防水性能だけを求める方はIPXの表示の製品でも構いませんが、バイクは排気ガスなど微細な粉塵が舞う中を走行する事が多いですので、IPで表示され、固形物/ 粉塵と液体両方からの保護を示しているドライブレコーダーの購入を強くオススメします。
第一特性数字(異物、塵挨に対する保護)
この項では、第一特性数字の保護程度についてご紹介します。
第一特性数字 | 種類 | 保護の程度(固体) |
0 | – | 無保護 |
1 | 50mmより大きい個体 | 侵入に対して保護される |
2 | 12mmより大きい固体 | 侵入に対して保護される |
3 | 2.5mmより大きい固体 | 侵入に対して保護される |
4 | 1.0mmより大きい固体 | 侵入に対して保護される |
5 | 防塵形 | 動作に影響を及ぼす以上の粉塵が内部に侵入しない |
6 | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない |
第二特性数字(水に対する保護)
この項では、第二特性数字の保護程度についてご紹介します。
第二特性数字 | 種類 | 保護の程度(液体) |
0 | – | 無保護 |
1 | 防滴Ⅰ形(鉛直に落ちてくる水滴) | 保護される |
2 | 防滴Ⅱ形(鉛直から15°の範囲で落ちてくる水滴) | 保護される |
3 | 防雨形(鉛直から60°の範囲で落ちてくる水滴) | 保護される |
4 | 防沫形(あらゆる方向からの飛沫) | 保護される |
5 | 防噴流形(あらゆる方向からの噴流水) | 保護される |
6 | 耐水形(あらゆる方向からの暴噴流) | 保護される |
7 | 防浸形(浸漬) | 規定条件で水中に浸しても内部に水が侵入しない |
8 | 水中形(水没) | 常時水中に沈めても保護される |
マルチドライブレコーダー購入時に注意が必要な点
安心安全な高機能を求める方
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiを購入をする際に注意が必要な方は、万が一事故に遭遇した際の記録映像を残すことを目的としている方や、前方の事故だけでなく、後方車間を詰める煽り運転に対して危険性を感じている方です。
マルチドライブレコーダーには、Gセンサーと連動し、自動でイベント録画をする機能が搭載されていません。
また、前後にもカメラが搭載されていませんので、前方を固定で撮影していた際に後方で車間距離を詰められたり蛇行運転をされても、映像記録が残りませんのでご注意ください。
対応OS
ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiを購入をする際に注意が必要な方は、現在使用のパソコンがWindowsではなくMacの方です。
その理由は、パソコンで使用するソフトウェアがWindowsにしか対応していないためです。
煽り運転に関係する違反の摘発件数の推移
以下に2014年から2018年の車間距離保持違反の推移を記載します。
全体件数 | 高速道路 | 一般道 | |
2014 | 9,581 | 9,033 | 548 |
2015 | 8,173 | 7,571 | 602 |
2016 | 7,625 | 6,690 | 935 |
2017 | 7,133 | 6,139 | 994 |
2018 | 13,025 | 11,793 | 1,232 |
出典:内閣府
ユピテルBDR-2 Wi-Fiをご紹介
この章では、ではユピテルのバイク専用ドライブレコーダー ユピテルBDR-2 Wi-Fiをご紹介します。
ユピテル BDR-2 Wi-Fi
商品情報
- ブランド名:Yupiteru (ユピテル)
- メーカー所在国:日本
- 防水性能:IP55
- 広角レンズ:154°
- 画質:HD 1080p
- 記録メモリー:microSDカード
- 対応カード:最大32G
- Gセンサー:無し
- 参考価格:¥25,800
おすすめポイント
- IP55の防塵防水仕様
- HDR搭載なので白飛び黒つぶれのない映像を残せます
- Wi-Fi内蔵なのでパソコンが無くてもスマートフォンで映像の確認が可能
- 専用アプリでGPS
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事では、ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiについてご紹介しました。
BDR-2 Wi-Fiは、発売された2015年は高機能なドライブレコーダーでしたが、車両前後に独立したカメラの搭載が出来ない等、2017年以降社会問題になっている煽り運転や危険運転、事故に遭遇した際捜査機関に提出可能な前後の映像記録を残せません。
また、Gセンサーと連動したイベント記録機能もございませんので、2018年以降に購入を考えている方は慎重に購入検討をするようにしてください。
本記事が、ユピテルのバイク専用ドライブレコーダー BDR-2 Wi-Fiの購入を迷われている方の参考になりましたら幸いです。