煽り運転対策!バイク用ドライブレコーダーの選び方をご紹介

バイクドライブレコーダー
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この記事を読まれている方は、テレビやインターネットニュースの記事で取り沙汰され昨今社会問題になっている煽り運転の酷さを目にされて、「明日は我が身とバイク用ドライブレコーダーの情報を検索されている方」や、「実際に煽り運転に似た車やバイクに後ろを走られ嫌な思いをされたことがあるライダーの方」で、バイク用ドライブレコーダーの購入を検討されている方なのではないでしょうか。

昨今の社会問題化を受け、現在では厳罰が適用される煽り運転ですが、実際に高速道路や一般道で煽り運転の車に無理やり停車させられ因縁を付けられても、証拠となる映像がなければ証拠不十分で捜査がされない場合もあります。

煽り運転をする側にも言い分はあるのかもしれませんが、そもそも感情を抑えられないドライバーやライダーに免許を所持する適正はありませんので、泣き寝入りなんてことにならない為にも、しっかりと証拠が残せるバイク用ドライブレコーダーの取り付けをオススメします。

しかし、バイクは車と違いドライブレコーダー本体を鍵のかかる車内に設置することが出来ませんので、自宅に駐車保管する際も剥き出しの状態でバイクから離れることが多く盗難やいたずらによる破損が気になり購入に踏み切れないという声も少なくありません。

本記事では、そんなバイク用バイクレコーダーに関するお悩みと選び方についてご説明していますので、ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。

煽り運転とは

バイクドライブレコーダー トップ

煽り運転と一言で言っても、煽り運転違反という道路交通法はありません。

煽り運転とは、道路上で他の車両との車間距離を詰めたり幅寄せをして煽り、危険を発生させる行為です。
その他にも長時間に渡り後ろから追い回したり、前方へ強引に割り込み道路上で強引に停車させるなどの危険行為のことを言います。

一般道と高速道路では、圧倒的に高速道路での発生率が高く、2017年6月5日の東名高速道路で起きたあおり運転事故以降に取り締まりを厳しくしたことで、2018年は年間で13,025件の検挙数と、2017年の7,133件の倍近い検挙数となっています。

しかし、警察も取り締まりを厳しくし、煽り運転の危険性が一般に認知され初めた現在でも、危険な煽り運転をするドライバーやライダーが撲滅されていないのが現状です。

煽り運転に関係する違反の摘発件数の推移

以下に2014年から2018年の車間距離保持違反の推移を記載します。

  全体件数 高速道路 一般道
2014 9,581 9,033 548
2015 8,173 7,571 602
2016 7,625 6,690 935
2017 7,133 6,139 994
2018 13,025 11,793 1,232

出典:内閣府

バイク用ドライブレコーダーの選び方

この項目では、バイク用ドライブレコーダーの選びか方についてご説明します。

バイクに直接取り付けるタイプをかどうか

バイク用ドライブレコーダーを選ぶ際に大事なのが、どこに取り付けるかです。

よく抑止効果を狙ってかアクションカムをヘルメットに取り付けドライブレコーダー代わりにしている方をみかけますが、必ずバイク本体に取り付けるタイプのドライブレコーダーを選ぶようにしましょう。

その理由は、見える箇所にカメラを取り付けていると、逆により相手を刺激してしまう可能性があるのと、強引に停車させらてしまった際に、奪い取られてしまう可能性が考えられるためです。

バイク用ドライブレコーダーはカメラ部分が小さく見えづらいので、相手を余計に刺激することなく一部始終を安全に録画し記録として残すことが可能ですので、バイク用にドライブレコーダーの購入を検討されている方は必ず専用商品を購入するようにしましょう。

バイクのバッテリーから電源を取れるかどうか

バイク用ドライブレコーダーを選ぶ際に大事なのが給電方法です。

ドライブレコーダーを購入する際は、必ずバイクのバッテリーから給電するタイプを購入するようにしてください。

その理由は、内蔵バッテリーで稼働するタイプの場合、いざという時にバッテリーが切れていたら何の役にも立たないからです。

せっかく身を守る為購入したバイク用ドライブレコーダーが煽り運転に遭遇してしまった際に動いておらず、証拠として提出出来ないなんてことにならない為にも、お金を惜しまずにバイクのバッテリーから給電するタイプを選択してください。

バイクの前後カメラが付けられるか

バイク用ドライブレコーダーを選ぶ際に大事なのが前後のカメラがセットになった商品であることです。

煽り運転は後ろから車間距離を詰めてくるところから始まり、酷い場合は幅寄せを行い、最後には前方にでて停車させようとしてきます。

後方の撮影だけでは、前方で何が起きているのかを記録として残すことが出来ません。

悪質ドライバーやライダーの行動を記録し、証拠として残すためにも前後のカメラがセットになったバイク用ドライブレコーダーを購入するようにしてください。

ドライブレコーダーのレンズが広角撮影可能かどうか

バイク用ドライブレコーダーを選ぶ際に大事なのが、広い範囲が写る画角が広い広角レンズ仕様であることです。

広角レンズは通常より広い範囲をカバーできるので、車がどのように車線を変更しているのかその軌跡を録画することが可能だです。

記録として残すことで、車間距離保持違反以外にも複数の違反を加えることが可能です。

道路交通法の第103条に「免許を受けた者が自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき」に免許停止処分が適用されるとの記載があります。

そのため、広角レンズ仕様のドライブレコーダーで煽り運転の証拠を余すことなく撮影し証拠として提出するためにも、バイク専用の広角仕様のドライブレコーダーを選ぶようにしましょう。

Gセンサーと連動した衝撃録画に対応しているか

バイク用ドライブレコーダーを購入する際にあると良い機能として、Gセンサー連動録画があります。

Gセンサーとは、加速度センサーの事で、一定の衝撃を受けるとセンサーが反応し、衝撃を受けた数十秒前から、数十秒後までを自動で録画撮影し自動保存してくれる連動機能のことで、イベント録画やイベント記録と表記される事もあります。

煽り運転で急ブレーキをかけた際以外にも、右直事故等の通常事故でも証拠として役に立ちますので、バイク用ドライブレコーダーを購入する際にはGセンサー搭載の機種を選ぶようにしましょう。

SDカード等の外部記録媒体が使えるかどうか

バイク用ドライブレコーダーを購入する際に大事なのが、SDカード等の外部記録媒体を使えるかどうかです。

その理由は、本体の内蔵メモリーが万が一破損してしまっていた場合や、外出後にメモリーの残り容量がわずかと気づいた場合でも、SDカードはコンビニエンスストアでも容易に入手可能な記録メディアだからです。

内蔵メモリーが破損した場合本体の修理もしくは買い替えとなりますが。SDカードであれば買い換えるだけですみます。

バイク用ドライブレコーダーを購入する際にはSDカード等の外部記録媒体を使える機種を選ぶようにしましょう。

撮影した動画の画質が鮮明かどうか

バイク用ドライブレコーダーを購入する際に大事なのが、撮影した動画の画像が鮮明かどうかです。

しかし鮮明といってもドライブレコーダーは、アクションカムのように2Kや4K画質である必要はありません。

ナンバープレートや相手の顔などが認識できる程度、200万画素程度の画素数で十分ですが、普段綺麗な画質の動画に慣れていると画素数が少なくて心配になると思いますので、購入前に検討されている機種のホームページで対象機種で撮影した動画のチェックをすることをオススメします。

もし、ホームページに動画コンテンツが掲載されていない場合や画質に不安がある際は、購入候補から除外しましょう。
バイク用にドライブレコーダーを何故購入するのかを考えた際に、信頼のおけない商品を購入することは全くオススメ出来ないからです。

バイク用ドライブレコーダーを購入する際は、妥協する事なく必ずご自身が納得した商品を購入するようにしましょう。

ドライブレコーダーが防塵防水仕様かどうか

バイク用ドライブレコーダーを購入する際に大事なのが、防塵防水仕様かどうかです。

バイク用ドライブレコーダーはバイクの前方と後方で雨天時には水しぶきが常にかかり、晴天時にはホコリが吹き付ける過酷な場所に取り付けます。

そのため、IPXではなくIP表記の個体と液体両方に強い耐性を持つ防塵防水仕様である必要がありますので、バイク用ドライブレコーダーを購入する際は、IP67程度の防塵防水機能を有した商品を選ぶようにしましょう。

詳しい防水性能については事項でご説明します。

防塵防水規格について

防塵防水規格はIPまたはIPXで等級が示されています。
以下にその読み方をご紹介します。

防水で必ず出てくるIPコードとは

IPまたはIPXで記されるIPとは、規格番号JIS C0920で定められた、電気機械器具の外郭による保護等級のことで、Ingress Protectionの略です。

後ろに続く数値は、人体及び個体/ 粉塵と有害な液体からの保護の強さをそれぞれ示しています。

  • 第一特性数字:人体及び個体/ 粉塵に対する保護
  • 第二特性数字:有害な影響を与える水の侵入に対する保護

例えばIP68は、個体/ 粉塵と液体両方から保護されることを表しています。

しかし、IPX8は、固形物/ 粉塵に対しての保護の表示を「未知数 X」として、液体の強さしか表していないということです。

防水性能だけを求める方はIPXの表示の製品でも構いませんが、バイクは排気ガスなど微細な粉塵が舞う中を走行する事が多いですので、IPで表示され、固形物/ 粉塵と液体両方からの保護を示しているドライブレコーダーの購入を強くオススメします。

第一特性数字(異物、塵挨に対する保護)

 この項では、第一特性数字の保護程度についてご紹介します。

第一特性数字 種類 保護の程度(固体)
0 無保護
1 50mmより大きい個体 侵入に対して保護される
2 12mmより大きい固体 侵入に対して保護される
3 2.5mmより大きい固体 侵入に対して保護される
4 1.0mmより大きい固体 侵入に対して保護される
5 防塵形 動作に影響を及ぼす以上の粉塵が内部に侵入しない
6 耐塵形 粉塵が内部に侵入しない
第二特性数字(水に対する保護)

 この項では、第二特性数字の保護程度についてご紹介します。

第二特性数字 種類 保護の程度(液体)
0 無保護
1 防滴Ⅰ形(鉛直に落ちてくる水滴) 保護される
2 防滴Ⅱ形(鉛直から15°の範囲で落ちてくる水滴) 保護される
3 防雨形(鉛直から60°の範囲で落ちてくる水滴) 保護される
4 防沫形(あらゆる方向からの飛沫) 保護される
5 防噴流形(あらゆる方向からの噴流水) 保護される
6 耐水形(あらゆる方向からの暴噴流) 保護される
7 防浸形(浸漬) 規定条件で水中に浸しても内部に水が侵入しない
8 水中形(水没)  常時水中に沈めても保護される

 

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