ツーリング後のバイクレインウェアのメンテナンス方法を紹介

バイクレインウェアメンテナンスアイキャッチ
Pocket

この記事を読まれている方は、ツーリング時に雨天や急な降雨で汚れたレインウェアをメンテナンスしようと情報を探されている方なのではないでしょうか。

ツーリングで汚れたまま放置したり、そのまま収納してしまうと、素材によっては加水分解を促進し、レインウェアの劣化を早めてしまいます。

この記事では、バイク用レインウェアの洗い方や、寿命を延ばすメンテナンス方法や防水スプレーの吹き方についてご紹介しますので、レインウェアのメンテナンスの仕方がわからずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

レインウェアをメンテナンスする理由

バイクレインウェアメンテナンス

バイク用レインウェアのメンテンスが必要な理由は二つあります。

一つ目理由は、叩きつける風雨と、排気ガス等の汚れで防水性能が低下するので、レインウェアを清掃し防水スプレーを吹くことで、低下した防水性能を回復させるためです。

二つ目の理由は、ポリウレタンが使用されているレインウェア限定ですが、乾燥させることで水と反応しておこる科学反応の加水分解を促進させないためです。

バイク用レインウェアに付着する汚れの種類

レインウェアと一言でまとめても、その用途はバイクツーリング用だけではなく登山や通勤通学等多岐に渡ります。

登山や通勤通学であれば、主な汚れは皮脂や泥です。

しかし、バイクで使用するレインウェアは皮脂や泥汚れの他に、羽虫、排気ガスや車が使用するウインドウォッシャー液、ツーストロークのバイクが前方を走行していたら排気ガスに含まれるオイル等、バイクで使用するレインウェアには多種多様な汚れが付着します。

ポリウレタンは製品寿命が2~3年とされていますので、数年で買い替えの時期は必ずが訪れますが、しっかりとした日常のメンテナンスをすることで、買い替えの期間を延ばすことが出来る可能性があります。

バイクレインウェアのメンテナンス方法

レインウェアは雨の日に着用するため降雨で汚れが落ちるので、メンテナンスはそこまでいらないのでは。
と、思い込んでいる方もいらっしゃると思いますが、それは勘違いです。

簡単にご説明すると、雨天に走行したバイクは道路の汚れを跳ね上げ、ラジエーターコア部分や、スイングアーム部分に泥汚れが乾いて固まっていますよね。

それと同じ汚れがレインウエアにも付着しているとご説明すると理解が早いのではないでしょうか。

汚れの多くは、前方や対向車線を走行する車両の跳ね上げる水しぶきに含まれる泥や油、大気の汚染物質、虫の衝突などで、これらをそのまま放置すると汚れが固まり、その部分から製品が劣化をして行き、最終的にレインウエアの寿命を縮めてしまいます。

この章ではバイク用レインウェアの日常的なメンテナンス方法と、定期的に行うことで製品寿命を延ばすメンテナンス方法をご紹介します。

日常的に行うメンテナンス方法

シャワを利用して汚れを流水で洗流す

基本的なメンテナンスでとても重要なのが、雨天に着用したレインウェアの汚れを流水で洗い流すことです。

降雨時にバイクで走行すると前方を走行する車両や、対向車線の車の跳ね上げる水などで、レインウエアには想像以上の汚れが付着します。

汚れは乾いてしまうと落ち難くなりますし、放置し固まった汚れは劣化を早める原因になりますので、レインウエアが濡れた状態の時にシャワーで洗い流すようにしましょう。

流水で洗い流す際の注意点

レインウェアを流水で洗い流す際は、汚れを見つけても素材を痛め防水性能を低下させる恐れがありますので強く擦らずに、界面活性剤の入った中性洗剤を使用し優しく汚れを取り除いてください。

チェーンルブの汚れは完全に取り除くのが難しいです。
ある程度のところで妥協するようにしないと汚れが広がったり変色して目立ってしまいますのでご注意ください。

レインウェアを干して乾燥させる

基本的なメンテナンスでとても重要なのが、レインウェアを上着とズボンで別々に干して乾燥させることです。

濡れたまま落り曲げて収納すると、折れた部分の記事に負担がかかりその部分から劣化が早まりますし、ポリウレタンを使用しているレインウェアでは加水分解が促進され劣化が早まります。

雨天のツーリングから帰宅した際は必ずレインウェアを干しましょう。

レインウェアを干す際の注意点

レインウェアを干す際には、直射日光の当たる場所には干さないようにしましょう。
製品の寿命を延ばす為に干しているつもりが、逆に紫外線による製品劣化を早めることになります。

レインウェアを干す際は、換気扇をつけたバスルームや、扇風機やサーキュレータを回した室内など、日光の当たらない風通しの良い場所に干すようにしましょう。

干す前に、屋外で数回バサバサと降って水分を払ったり、ウェスやボロ布で軽く抑えるなどして水分を除いておくと、乾燥を早めることが出来ます。

強めに拭くと繊維を痛めたり、防水性能を低下させる恐れがありますので、布で水分を除去する際は上から抑える程度にしましょう。

防水スプレーを吹く

高機能なレインウェアも、メンテナンスフリーで永続的に防水機能が保たれるわけではありません。

バイク用レインウェアが使用される環境は、走行風や吹き付ける風雨等、通勤通学で使われるレインウェアとは比べられない程過酷な状況ですので、メンテナンスをしないで放置していると防水性能は確実に低下します。

久しぶりにレインウェアを使用した際に、本来の機能を果たさず雨が浸水した。
なんてことにならない為にも、防水スプレーは必ず毎回レインウェア全体に吹きつけて乾燥させてから収納しましょう。

防水スプレーを吹く際の注意点

商品にも屋外での使用を促す注意喚起の文章が記載されていますが、防水スプレーを使用する際は必ず屋外で使用しましょう。

国民生活センターや消費者庁の発表では、近年フッ素樹脂やシリコーン樹脂等を含む衣類用の防水 / 撥水スプレーを使用し、急性中毒症や呼吸困難、肺障害などを発症して入院するケースが増えているとのこと。

繰り返しになりますが、防水スプレーの屋内使用は避け、風向きに注意して使用するようにしてください。

フッ素樹脂、シリコーン樹脂等を含む衣類用スプレー製品の安全性

定期的に行うメンテナンス方法

水や洗濯絵表示の指定温度のぬるま湯で洗濯

レインウェアの定期的なメンテナンスで大事なのが、中性洗剤を使用しての洗濯です。
洗濯する際は、必ずご使用のレインウェアの洗濯絵表示の指定を遵守してください。

一見すると汚れていないように見えるレインウェアも、しっかり見ると目立たない汚れが意外と蓄積しているもので、茶色い泥汚れが薄っすらと浮かんでいたりします。

蓄積して固まった汚れは流水だけでは落ちづらくなっていますので、レインウェア専用の中性洗剤を使用して、洗濯をしましょう。

洗濯する際の注意点

レインウェアを洗濯する際の注意点は、必ず洗濯絵表示の指定を遵守し、洗濯機が使えない場合は、必ず手洗いをしてください。

洗濯機を使用する際には、効率よく汚れを落し痛みを軽減させる為に、ファスナーやボタン類を全て閉じてから投入するようにして、取り外し可能なフード等はネットに入れるようにしましょう。

防水スプレーの選び方について

この章では、防水スプレーと撥水スプレーの違いと、フッ素樹脂とシリコーン系の違いについてご説明します。

防水と撥水の違い

レインウェアのメンテナンスと言って、多くの方が頭に思い浮かべるのが、防水スプレーや撥水スプレーをレインウェアに吹くということだと思います。

しかし、防水と撥水では意味が違いますので、正しく個々の意味を理解して適切なスプレーを使用するようにしてください。

以下に防水と撥水について記載します。

  • 防水:水を生地の裏側に通さない性能を表す言葉
  • 撥水:水を生地表面で弾く性能を表す言葉

防水と撥水で、水分の浸水に強い耐性をもつのは、防水の方ですので、内部への浸水を防ぐためにレインウェアには防水スプレーの使用をオススメします。

フッ素樹脂とシリコーン系の違いについて

防水スプレーを購入する際スプレー缶に表示されている文言には大きく、フッ素樹脂とシリコーン系の二つがあります。

その違いは、レインウェア内部を快適に保つ透湿性を阻害するかどうかです。
詳細を以下に記載します。

フッ素樹脂

  • 特性:繊維表面で水を弾き通気性が保たれる
  • 撥水性能:◯
  • 撥油性能:◯
  • 効果の持続期間:短い

シリコーン系

  • 特性:繊維表面に皮膜を作り繊維の隙間を埋め通気性と透湿性は失われる
  • 撥水性能:◯
  • 撥油性能:✕
  • 効果の持続期間:長い

 

透湿性の高いレインウェアや、ゴアテックス等の高機能レインウェアのメンテナンスをお考えの方は、相性の悪いシリコーン系防水スプレーを誤って購入する事が無いように、防水スプレーを購入する際は、必ず表示を確認するようにしてください。

また、フッ素樹脂の防水スプレーは、繊維が擦れることで剥がれてしまいますので、定期的に防水スプレーを吹くようにすると、きれいな状態を保つ事が可能ですので、ぜひ参考にしてください。

透湿性とは

透湿性とは、ウェア内部に溜まった湿度をどれだけ排出可能かという指標で、g/m²/24hの計算式で算出する事ができます。

1m²の生地が24時間で何グラムの水分を放出するかという意味で、例として透湿性8,000gのレインウェアは24時間で8kgの汗を透過する能力があるということになります。

バイクレインウェアのメンテナンス用品をご紹介

この章では、バイクレインウェアのメンテナンス用品をご紹介します。

モンベル O.D.メンテナンス ベースクリーナー

商品情報

  • ブランド名:montbell (モンベル) 
  • 容量 : 400ml
  • 液性 : 中性
  • 用途 : 合成繊維 / 天然繊維用合成洗剤
  • 参考価格 :  ¥1,790

モンベル O.D.メンテナンス S.R.ウォッシュイン

商品情報

  • ブランド名:montbell (モンベル) 
  • 容量 : 300ml
  • 液性 : 弱酸性
  • 用途 : 合成繊維 / 天然繊維用撥水剤
  • 参考価格 :  ¥2,580

テックウォッシュ&ダイレクトウォッシュインセット

商品情報

  • ブランド名:NIKWAX (ニクワックス) 
  • 容量 : 300ml
  • 液性 : 弱アルカリ性
    ※イギリス本国では中性ですが日本国内では試験の違いでアルカリ性となっていますが、レインウェア専用洗剤ですので安心して使用いただけます。
  • 用途 : 合成繊維 / 天然繊維用合成洗剤
  • 参考価格 :  ¥2,681

AMEDAS アメダス防水スプレー 60ml

商品情報

  • ブランド名:COLUMBUS (コロンブス) 
  • 容量 : 60ml
  • 液性 : フッ素樹脂・石油系炭化水素、第4類第1石油類42ml 危険等級ll
  • 用途 : 皮革 / 人工皮革 / 布地 / 科学繊維
  • 参考価格 :  ¥600

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事では、バイク用レインウェアのメンテナンについてご紹介しました。

レインウェアの洗濯の仕方や、乾燥させた後に吹き付ける防水スプレーの選び方で、今お使いのレインウェアの製品寿命を延ばして、より快適にお使いいただく事が可能です。

本記事で紹介した方法が、レインウェアのメンテナンス方法で迷われている方の参考になりましたら幸いです。

Pocket

コメントを残す

*